いつも修理・オーバーホールさせていただいているお客様の大切な設備である
スライドユニットの劣化・人為的による機能低下と保全について
投稿させていただきます。
スライドユニットの機能維持は…
①適正な潤滑と異物を入れないこと
②異常負荷を与えない(ぶつけ事故)
→劣化・故障の多くは防ぐことができます。…延命は人次第です。
・スライドユニットの点検
(a)潤滑状態… 潤滑異常が点灯しなければ良いか?
(異常は、油量と回路圧、適正潤滑消費量)
《着眼点》①潤滑管路全ての漏れの有無
②給油ノズルのつまり
③デストリビュータの不良
④潤滑回収側に余剰分が溜まるか
(b)異物・切屑の侵入…スライド面にスジが見えてからでは遅いです。
《着眼点》①スライド端のスライドシール
②スライドカバー破損の有無
③クーラントの侵入
(c)異常負荷事故防止…誤操作やプログラムミス、刃具折損を防ぐ
《着眼点》①デバック実施の標準作業化
②事故事例の解析と再発防止策
・スライドユニットは動いておればよいではなく、機能を確保・維持する
・定期的に主要項目の精度検査を行う。
・機械機能から的を得た点検で効率よく故障の前兆を見極める事が出来ます。
実施してみてはいかがでしょうか